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量産のための3Dプリンターが、HPから登場!本当にものづくりが変わりそう

Jet Fusion 3D

インクジェットプリンターでは有名なヒューレットパッカード(HP)から、3Dプリンター「Jet Fusion」が発表されました。

従来の3Dプリンターは、プリントにすごく時間がかかり、表面の積層跡を消すのが一苦労です。
メイカーズラブでも3プリンターを使って製品の試作をしていますが、
そうとう頑張らないとできないのが現状。。

今回発表された「Jet Fusion」は、そんな3Dプリンターの問題点を一挙に解決する強力なコンセプトを持っています。

フルカラーで詳細な3Dプリント

フルカラーで詳細な3Dプリント

「Jet Fusion」は、3Dプリンターでの小ロット量産を視野にいれた製品です。

従来の3Dプリンターと比べ、プリントスピードが10倍になり、高精度、フルカラー化、マルチ素材を扱えるようになっています。

それを果たしているのが、独自技術のサーマルインクジェット方式です。
パウダー状の素材に定着剤と、カラー剤を吹き付け、熱を加えることで融合させます。

 

パウダー状の素材

1.パウダー状の素材

定着剤を吹きつける

2.定着剤を吹きつける

定着剤を吹きつける

定着剤を吹きつける

カラー剤を吹きつける

3.カラー剤を吹きつける

熱を加える

4.熱を加える

素材が融合する

5.素材が融合する

カラーで詳細な印刷が可能

6.カラーで詳細な印刷が可能

この方式だと、ボクセル単位(2Dのピクセルにあたるもの)でプリントができるため
3Dプリンターでも非常に細かいディティールの再現が可能です。

 

「Jet Fusion」は、価格帯が1000万円以上と産業用ですが、試作だけでなく小ロットの量産が可能な3Dプリンターです。

印刷機にオンディマンドが登場したときのように
ものづくりの生産方式が変わる可能性を感じますね。

Jet Fusion3Dでプリントされたもの Jet Fusion3Dでプリントされたもの

 

「Jet Fusion」には3200と4200の2モデルがあります。
価格やスペックは以下の通りです。

・最大造形サイズ:406×305×406mm
・XY軸解像度:1200dpi
・プリントスピード(1時間あたり):3200→3500㎤  4300→4500㎤
・積層ピッチ:3200→80~100μm  4200→70~120μm
・価格:3200→13万ドル

日本での販売は2017年後半が予定されています。

Jet Fusionのリリース

 

 

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