縄文の女神を3Dプリンターで複製イベント!遺物と3Dの良い組合せ
海外では、スミソニアンや大英博物館が所蔵品の3Dデータを公開しています。
文化財は高価で壊れやすいので、3Dデータを公開して3Dプリントするのは現実的な解決策ですよね。
日本でも、そんな流れがはじまっているようです。
昨年2014年。山形市霞城町の県立博物館で、縄文時代の土偶「縄文の女神」の3Dプリントが話題になりました。
国宝である「縄文の女神」が精巧に再現され、ハイエンドの3Dプリンターで出力されたものです。
今年は、2月15日に地元の団体が制作した3Dプリンターで、「縄文の女神」のミニチュアの制作見学会が開かれました。
プリンターを制作した「やまがたメイカーズネットワーク(YMN)」と、山形県立博物館のコラボレーションで実現したイベントです。
会場では、実際は45センチの「縄文の女神」を9センチに縮めたミニチュア版が3Dプリント。
実際に遺物をプリントしていく様子を多くの人が興味深く見つめていたそうです。
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日本の遺跡や遺物は、特に壊れやすいモノが多いので
博物館や美術館でも利用が広がっていくのではないかと思います。
3Dスキャンして作ったデータがあれば、遠隔地の学校などでも
文化財のレプリカを気軽に体験できるようになりますよね。
3Dプリンターや3Dスキャナーもローエンドはかなり安くなってきたので、
キュレーターが3Dツールを使いこなす日が来るかもしれませんね♪