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レーザーカッターで、デザイン照明を作る方法

3Dプリンターにならび、注目のデジタル加工機が「レーザーカッター」です。

しかし、圧倒的に情報が少なく、一体何が?どのくらい作れるのか?
イマイチ分からなかったりします。。。

そこで、自分たちでレーザーカッターを使って、いろいろ作ってみることにしました。

今回、挑戦したのは、この「デスクライト」です。

レーザーカッターのデスクライト

レーザーカッターのデスクライト

 

 

レーザーカッター用のデータを作る

3Dプリンターと違って、カット用のベクターデータが公開されてはいないので、データ作りからがスタートです。

イラストレーター(illustrator)

レーザーカッター用のベクターデータは、「イラストレーター(illustrator)」を使って作ります。

「イラストレーター」は、グラフィックやWEBなどのデザインで幅広く使われているデザインです。

本来は絵を描いたり、レイアウトをするためのソフトですが、
使い方によっては正確な寸法で2次元データを作ることができます。

円形ツールや整列などを駆使しして、正確なデータを作る

円形ツールや整列などを駆使しして、正確なデータを作る

回転と複写で効率的にベクターデーターを作る

回転と複写で効率的にベクターデーターを作る

 

 レーザーカッターでカットする

今回使うレーザーカッターはGRAVOGRAPHのLS100。

レーザー彫刻機GRAVOGRAPHのLS100

レーザー彫刻機GRAVOGRAPHのLS100

 

「イラストレーター」で作ったベクターデータを、レーザーカッターに読み込ませます。

読み込ませたベクターデータに、カットや彫刻などの設定をしていきます。

ソフトウェアの設定

ソフトウェアの設定

 

 

今回の素材は、3mmのMDFを使います。

MDFをレーザーカットすると、こんな感じになります。

レーザーカットしたMDF

レーザーカットしたMDF

 

 

部品を組み立てデスクライトを作る

 

カットした素材を組み立てます。

レーザーカッターで加工したパーツは、クリアランスを計算すれば
接着剤なしでもガッチリ組み上げることができます。

レーザーカットした照明器具の部品

レーザーカットした照明器具の部品

クリアランスを計算すればガッチリはまります

クリアランスを計算すればガッチリはまります

照明器具のソケットを固定する

照明器具のソケットを固定する

どんどん組み上がってきます

接着剤なしで、どんどん組み上がる

回転軸やネジの埋め込みなども、ボンドを使わないで可能

ナットの埋め込みなども、ボンドを使わない

 

こんな感じで、すぐに組み立てることができます。

組み立て終わったので点灯させてみた

組み立て終わったので点灯させてみた

 

 

今回の「デスクライト」は、機構部分を考慮してランプの角度と高さを調整できる設計にしてみました。

2箇所ある、スイッチを回すことで、ランプの角度や高さを調整することが可能です。

これを見ると、レーザーカッターの可能性を感じますよね?

 

レーザーカッターでも、角度や高さを調整できる機構を入れました

レーザーカッターでも、角度や高さを調整できる機構を入れました

 

 

ちなみに、こんなデザイン性の高い製品を作るためのセミナーを

4月からスタートすることにしました。

デザインソフトのイラストレーターで、正確な寸法のデータを作るところから学ぶことができますよ。

詳しい情報は、【入門】本格的なデザインを、レーザーカッターで作るをごらんください。

 

 

レーザーカッターに必須のイラストレーター入門

レーザーカッターは3Dプリンターと並び注目のデジタル加工機です。
しかし、加工データを作るにはイラストレーターの操作が必須です。

そこで、レーザーカッターには必須のイラストレーターを
初心者や苦手な人でもマスターできる入門講座を始めました

■イラストレーターを覚えながら、レーザーカッター学ぶ

1.初心者や挫折組でもイラストレーターの操作をマスター。
2.製品レベルの課題を作りながら学べる。
3.レーザーの加工法を学んで、実際にカットもする。



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レーザーカッターのLS100 レーザー加工機の稼働シーン レーザーカッター入門セミナーの課題3 レーザーカッター入門セミナーの課題3