低価格レーザーカッターで、キャラ物のキーホルダーを作る方法
レーザーカッターは産業機器なので、普通は200万円前後ですが
そんなモノ簡単には買えません。
しかし、最近は低価格の機種もちらほら出てきていますよね。
そこで、気になるのが
「安いレーザーって本当に使えるのか??」という点です。
検証のため、10万円台で買えるレーザーカッター「Podea」の3Wモデルを使って
いろいろなモノを作る企画をスタートします。
今回は、キャラクターグッズ作りがテーマです。
「Podea」 3Wモデルの特徴は、細やかな彫刻ができるのと
ある程度の厚さの木材がカットできることです。
そこで、2.5mmのMDFを彫刻&カッティングしてキーホルダーを作ってみました。さらに、UVプリンターでの着色にも挑戦しています。
→今回紹介しているPodeaの詳しい情報はこちらへ
低価格レーザーカッターPodeaの威力とは
低価格のレーザーだとむき出しのものが多いですが、Podeaはアルミの筐体が付属しています。レーザー光は危険なので、これで安心ですね。
そして、Podeaに素材を設置します。
素材のカッティングに欠かせないハニカムボードが嬉しい点です。
次はデータの設定です。
Podeaのドライバーは、イラストレーターかCorelDRAWのデータを読み込むことができます。
今回はイラストレーターで作ったデータを、ドライバーに読み込ませます。
カットする部分を赤線に、刻印の部分を黒塗りにします。読み込ませるためのプラグインを選択。ワンアクションで完了です。
Podeaのドライバーはシンプルなソフトなのでとても簡単です。
簡単な設定をしたあとに、スタートボタンを押すだけです。
カッティングが仕上がりました。カットの時間はそんなに長くなく10 分で完了。
なかなか良い仕上がりです♪
キーホルダーのようなシンプルなカッティングであれば
3WのPodeaでも十分できました!
意外におもったのはカッティングが思ったよりも早いことです。
彫刻は25分、カッティングは4往復で10分でした。
パラメーターの調整をいろいろやったところ、切り口も意外なほど綺麗ですね。
(出力見本の作成に1日かけましたが。。)
「Podea」は出力別に、1.6W、3W、6Wの3種類があります。
カッティングには6Wが向いているそうですが、3Wでもシンプルなものはいけますね。
メイカーズラブでは、レーザーカッターのものづくり講座を定期的に開催していますが、機材が高額なのが難点でした。(受講後に自分で試しづらい)
しかし、低価格機がこれだけ加工できれば、個人で導入するには十分な選択肢だと思いました。
※Podeaのメーカーさん曰く、3W機で連続1時間以上の長時間の加工は推奨できないそうです。パワーのかかる長時間加工は6W機がよいそうですよ。
→今回紹介しているPodeaの詳しい情報はこちらへ
UVプリンターで色をつけてみる
最後に、立体物にカラー印刷ができるUVプリンターで色つけも行います。
UVプリンターの加工は3段階です。まず下地を塗って、カラー印刷、最後にニスを吹き付けます。
UVプリンターを使った色つけは、また別に詳しく書きたいと思います。
実物ができるとなかなか良い感じですねー
次は、もっと複雑な模様や、いろんな素材の加工を行ってみたいと思います。
→今回紹介しているPodeaの詳しい情報はこちらへ
※このページで使っているイラストは、某作家さんから提供いただいたオリジナルキャラを使っています。

レーザーカッターに必須のイラストレーター入門
レーザーカッターは3Dプリンターと並び注目のデジタル加工機です。しかし、加工データを作るにはイラストレーターの操作が必須です。
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■イラストレーターを覚えながら、レーザーカッター学ぶ
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2.製品レベルの課題を作りながら学べる。
3.レーザーの加工法を学んで、実際にカットもする。



