低価格レーザーカッターで「革張りiPhoneケース」を作る方法
低価格のレーザーカッター「Podea」のレポート第二弾です。
前回は木材系の素材MDFを使い、キャラクターグッズを作ってみました。
意外に低価格機が使えることがわかりましたが、他の素材はどうなんでしょう?
そこで、今回は「革」の加工にチャンレンジしてみました。
それと、今回メーカーさんからのご厚意で
もともと安い「Podea」を69,800円で分けて頂けることとなりました!
※ちなみに、安くなっているのは1.6W機です。
記事で紹介している3W機より低い出力なので、ペーパークラフトや革への彫刻などをメインにしている方向けの機種です。
革の刻印とレーザーカットに挑戦
Podeaでも革の刻印はよく行われているそうです。
低価格のレーザーカッターだと、革は彫刻がせいぜいと聞きますが
革のカットはできるのでしょうか?
製品を作るまえに実験してみたところ、そう簡単でもないことがわかりました。
革は木材に比べて熱で変形しやすく、
パワーを上げヘッド速度を下げると、下の写真のように変形してしまします。。。
しかし、パワーを下げると当然切れません。
そこで、パワーを低めに、ヘッドスピードは早めにして切る回数を増やすことにしました。
iPhoneケースのデータを、Podeaのドライバーにインプット。
今回カットするのは、クロムなめしの革。オレンジのおしゃれなカラーです。カットする革をPodeaにセットしました。
ちなみに、彫刻は簡単にできました。
さらにカットも、切ること20回で綺麗にカットできました。
低出力でヘッドのスピードを速めにし、回数を増やす作戦は成功です。
切り口は、ちょっと焦げ目が目立ちますが
すこしヤスリをかけると綺麗になります。
革を3DプリントしたiPhoneケースに貼ってみる
次にiPhoneケースを3DCADのFusion360で作ります。
表面に革を貼る部分を引っ込めた3Dデータを作ります。
iPhoneケースを3Dプリントすると、革をはめる部分が引っ込んでいるのがわかりますよね。
その部分に、革を貼るとなかなか良い感です。
ちなみに、今回使った革はクロムなめしです。
聞くところによると、タンニンなめしの方がレーダーには向いているそうです。
今度はタンニンの革でもためしてみようと思います。
※革のカットはかなりの匂いもします。活性炭の脱臭フィルターなどが必要そうです。実際の使用は自己責任でお願いしますm(_ _)m
それと、今回メーカーさんからのご厚意で
もともと安い「Podea」を69,800円で分けて頂けることとなりました!
※ちなみに、安くなっているのは1.6W機です。
記事で紹介している3W機より低い出力なので、ペーパークラフトや革への彫刻などをメインにしている方向けの機種です。
レーザーカッターに必須のイラストレーター入門
レーザーカッターは3Dプリンターと並び注目のデジタル加工機です。しかし、加工データを作るにはイラストレーターの操作が必須です。
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3.レーザーの加工法を学んで、実際にカットもする。