3DCADとレーザーを組合わせ!水玉型の照明を作る方法
レーザーカッターのデータはイラストレーターで、2次元でつくります。
しかし、「立体的なものをイラストレーターで設計するのは難しい。。。。」という声をよく聞きます。
そこで、今回は無料3DCADの「Fusion360」を使って、レーザーカッター用のデータを作ってみました。
水玉型の3DCADデータを作る
まずは、3DCADのFusion360でデータを作ります。
今回は照明器具なので、ソケットや電球をどう組み込むかも考慮する必要があります。
そこで、サイズをデジタルノギスで測定。
電球とソケットの3Dデータを作りました。
ソケットのパーツを中心に、水玉の3Dデータを作ります。
ちゃんとソケットが入るかを確認できるのが3Dの便利な所ですね。
3Dデータをレーザーカッターデータに変換する
3Dのデータをレーザーカッターで使うには、2次元のデータにする必要があります。
その時に使えるのが「123D Make」です。
3Dのデータを2次元化できるフリーソフトで、使い方も簡単です。
今回は水玉のSTLデータを読み込んでみました。
照明器具なので中心からスライスする「Radial Slices」を使ってみました。
こんな感じで、部品ごとのEPSデータに書き出すことができます。
素材の厚さやクリアランスも指定できるので、実際にレーザーカッターで使えるデータが作れてしまいます。
レーザーカットして、水玉照明を組み立てる
あとは、書き出したEPSデータをレーザーカットして、パーツを組み上げます。
まずは、ソケットと電球を底板に固定します。
「123D Make」のデータは、ナバリングもしてあるので組み立てしやすいですね。
組み上がって、電源をいれるとなかなかいい感じです。
電球の周りに和紙をいれているので
卓上照明としてもなかなか役にたちますよ。
レーザーカッターに必須のイラストレーター入門
レーザーカッターは3Dプリンターと並び注目のデジタル加工機です。しかし、加工データを作るにはイラストレーターの操作が必須です。
そこで、レーザーカッターには必須のイラストレーターを
初心者や苦手な人でもマスターできる入門講座を始めました
■イラストレーターを覚えながら、レーザーカッター学ぶ
1.初心者や挫折組でもイラストレーターの操作をマスター。
2.製品レベルの課題を作りながら学べる。
3.レーザーの加工法を学んで、実際にカットもする。
メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。