【Raise3D】超長時間印刷をしてみた!!
明けましておめでとうございます!!
寒くなったり、暖かくなったり忙しい天候ですがみなさま体調は万全でしょうか??
3Dプリンターを選択する上で一番重要な要素としまして「安定性」があります。
特に印刷時間が長くなるほど成功率が下がり、一般的には24時間が限界ラインと言われています。
僕らも仕事で20時間を超える印刷の時はドキドキハラハラの連続で、印刷前に失敗が起きないようにしっかりメンテして、冷暖房で室内の温度管理して印刷を開始して、残りあと2時間!!という所で失敗して絶望に駆られる事があります。
ですので、手間は増えるのですが、大きな造形物は分離して、数台のプリンターで印刷して後で合体するようにしてリスク分散をしていました。
しかし、そんな絶望感や面倒臭い手間を無くしてくれる可能性を秘めるのが「Raise3D」です。
今回の超長時間テストを行うまでに、もうフィラメントを4kgほど消化してるのですが、失敗は殆どありませんでした。
最初の頃は、印刷中に何度か見に行ったりしてたのですが段々とそれすらしなくなり、酷いと印刷したことも忘れて完成品が数日間プレートの上に放置されてる事すらありました。
ということで、前置きが長くなりましたが「Raise3D」超長時間印刷をやってみました!
印刷開始
印刷時間はなんと!66時間。こんな長いのを印刷するのは正直初めてです。。
条件はこんな感じです。
■印刷条件
素材:プレミアムPLA
積層ピッチ:0.15mm
▼ スタート
▼ 25時間経過
▼ 57時間経過
▼ 完成
結果発表
長ーい時間を経て、完成しました!!
重さはなんと【 516g 】一本のフィラメントの約半分を消化しています。
これだけ大きいと、サポート材も大量です。その重さなんと【 286g 】!!
かぶると、なんかどっかで見たヘッドギアーのような、、、いやいや、これはヘルメットです!!
最後に
長時間印刷を経て、僕はこのプリンタ「Raise3D」が大好きになりました。
このプリンターを触れてから約2ヶ月くらい経過しておりまして、かなり色々な物を印刷しました。しかしながら失敗は非常に少なく、3Dプリンターで最大の悩みである「ノズル詰まり」にはまだ遭遇しておりません。世の中カタログ上では大きな造形物が印刷できるプリンターは数多く存在していますが、この安定に対して指標はカタログではなかなか分からないところです。
少々値段が張るのが唯一のディメリットではありますが、安定の悪いプリンターを買って、メインテナンスに大量に時間を割かれることを考慮すると、このプリンターは多く時間削減に繋がるのは間違いないと思います。
最後になりますが、僕らも全行程を動画にしたかったのですが、そんな長時間を録画できる機材が有るわけもなく、、ですので海外で長時間運用してる動画をご紹介して終わりにしたいと思います。