IOTの安全を保つ、ブロックチェーンによる認証ソフトが実用化!
あらゆる端末がネットワークに繋がるIOTの普及が進んでいますが
セキュリティの確保が課題となっています。
合同会社Keychainは、ブロックチェーン技術を活用した世界最小のIoT認証セキュリティソフトウェアを「開発しました。
「Keychain」はブロックチェーン技術を応用したセキュリティソフトとしては、世界最小です。
現在デモンストレーションでは、8MBの使用メモリを使い、Raspberry Pi Zeroで稼働しているそうです。
使用メモリサイズは、IOTAという世界中で認知されているIoTデバイス決済向け暗号通貨プロジェクトのソフトウェアと比較して、170分の1のサイズだそうです。
Keychainの成果により、次世代IoTビジネスは、小さく安価なハードウェア上でセキュリティを確保したうえで企画開発が可能になります。それによりIoTビジネスの大幅な利益向上に貢献することが見込まれます。
なお、本ソフトウェアの小型化・高速化の成果の一部は、2017年3月の経済産業省およびIoT推進ラボの第3回先進的IoTプロジェクト選考会議「IoT Lab Selection」で、審査員特別賞として表彰され、同会議の支援機関の1つであるNEDOの事業として採択・実施中の「IoT認証プラットフォームの処理高速化と省電力化に関する研究開発」によって得られたものとのことです。
Keychainの情報セキュリティの機能は、一般的なブロックチェーンのDLT技術(ハッシュ化した情報をDLT取引台帳に記録する)をはるかに超えた、多彩な機能があります。Keychainは、以下のような情報セキュリティ機能を、計算処理能力も少ない小さなIoTデバイス上で提供されます。
- マシン・デバイスごとのIdentity生成・管理
- End-to-end 暗号化通信
- デジタル署名
- デジタル署名の更新台帳
- デバイスの鍵更新および相手への更新情報通知
- 多数のデバイス・参加者間でのセキュア通信
- リアルタイム性:100取引/ 秒(1デバイスあたり)
- 独自Proof of Workコンセンサスによる堅牢なセキュリティ
- デバイス間の大量の情報通信と、ブロックチェーン取引を別レイヤー管理することでブロックチェーン・スケーラビリティ問題を解決
- 8 MB RAMの使用メモリ。世界中で最もIoT開発に適しているブロックチェーン技術
- サポートOS:Linux/Windows/Android/iOS/RTOS、CPU対応:x86/x64/ARM-32/ARM-64