キヤノンが3Dプリントセラミックの高精度化に成功
珍しく、日本企業から3Dプリンター系のニュースです。
キヤノンは、独自の3Dプリンター用セラミックス材料を用いて、複雑な形状のセラミックス部品を高精度する技術を開発したそうです。
樹脂や金属などの3Dプリンターはメジャーですが
セラミックをプリントする3Dプリンターはあまり見かけません。
皿やツボなど陶器を造形するプリンターは存在しましたが
焼き入れの過程で、サイズがかなり変わります。
しかし、工業用途のセラミックとなると、寸法制度が重要となります。
今回、キヤノンは、レーザーで焼結する3Dプリンターに適したアルミナ系セラミックス材料と部品作製技術を新たに開発しました。
キヤノンの新技術により、六角形の空孔をもつ直径約19mmのハニカム形状部品を作製した場合、焼成工程前後の外形寸法変化が0.8%未満の高精度な部品を作製することが出来るそうです。
さらに、一般に金型での成形や切削加工が難しい中空構造や多孔質構造など複雑な形状のセラミックス部品を、3Dプリンターで安定的に造形可能だそうです。
セラミック素材は、絶縁性や耐食性に優れており
わかりやすい所だと、送電用のガイシなど色々な所で使われています。
キヤノンでは今回の技術を使い、産業機器向け部品の試作検討をスタート、実用化を目指して開発を進めていくそうです。
出典:キヤノンニュースリリース
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