マークフォージドが、難燃性の3Dフィラメント・オニキス FRを発売開始
金属3Dやカーボンファイバー3Dプリンタで知られるマークフォージド(Markforged)は、V-0レートの炎に強い難燃性マテリアル、オニキスFR(Onyx FR)を発表いたしました。
従来の3Dプリンタの樹脂素材は、着火すると燃焼してしまいましたが、この新マテリアルは素材自体の作用で自動的に鎮火します。そのため、航空宇宙、自動車、防衛分野などでの利用に適しているそうです。
オニキスFR(Onyx FR)は、火に強いだけでなく、カーボンファイバーを含有しています。そのため、高い強度と精度をもつマテリアルです。
マークフォージドの製品開発の副社長であるジョン・レイリー氏は述べます。
「世界中の製造メーカがマークフォージド を選ぶ理由は、コストと時間を大きく削減して、強度を保ちつつ軽量化された最終製品を製造できるからです。
オニキス FR(Onyx FR)は公の燃焼安全基準を満たしているため、難燃性が重要となる航空宇宙業界、自動車業界、防衛関係で用途を広げるでしょう。
さらにカーボンファイバーを埋め込んで強度を増せば、航空・グレードのアルミニウムと同等の強度を、その半分の重量で達成できるのです。」
オニキス FR(Onyx FR) はマークフォージド のクラウドベースのソフトウエア・プラットフォームであるEiger(アイガー)で利用できる、マテリアル・ポートフォリオの1つに追加されました。
Eiger(アイガー)を使えば、ユーザは簡単にパーツをプリンタ用にデザインし、材料を選び、ワンクリックで、クラウド上に接続された世界中のMarkforgedのプリンタに出力出来るそうです。