【Fusion360】ロディにデカールで模様をつける
今回はFusion360のキャラクター作りシリーズの中でも、模様の付け方を紹介します。
馬のロディのモデルをスカルプト(フォーム)で作って、デカールで模様を作る流れです。
馬の体を作る
まずは、馬の体を作っていきます。使うのはスカルプト(フォーム)の球体です。球体を作る機能は「球」もありますが、こちらは頂点が扱いづらいです。そこで、キャラのモデリングには「クワッドボール」を使います。
「クワッドボール」を2つ置いて、合体させることで馬の体を作ります。しかし、CGモデラーであるスカルプトの場合は、モデル同士を直接合体はできません。
そこで、以下のような手順をとります。
・接合面を削除する
・エッジを「ブリッジ」でくっつける
注意点として「ブリッジ」させるときは、エッジの数が同じか倍数になっている必要があります。
2つの「クワッドボール」をくっつけて、馬の体が出来上がります。
![ro01 クアッドボールを設置](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro01-1024x540.jpg)
ro01 クアッドボールを設置
![ro02 クワッドボールを2つ置く](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro02-1024x537.jpg)
ro02 クワッドボールを2つ置く
![ro03 接する部分を削除する](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro03-1024x538.jpg)
ro03 接する部分を削除する
![ro04 ブリッジを適用](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro04-1024x540.jpg)
ro04 ブリッジを適用
![ro05 体ができる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro05-1024x539.jpg)
ro05 体ができる
続けて、頭と鼻を作ります。手順としては、体とほぼ同じです。接合させたい面を削除して、「ブリッジ」で繋ぎます。
ただ、体の場合と違って、頭と鼻はエッジ同士が離れているのもあり、形が間延びしやすいです。
「ブリッジ」させたあとは「フォームを編集」で、形を微調整する必要があります。
「フォームを編集」では、たくさんのマニピュレーター(操作メニュー)があります。微調整ときは、四角の移動を使うがお勧めです。
![ro06 頭を作る](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro06-1024x537.jpg)
ro06 頭を作る
![ro07 接合部分を削除](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro07-1024x536.jpg)
ro07 接合部分を削除
![ro08 頭ができる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro08-1024x535.jpg)
ro08 頭ができる
![ro09 鼻を作る](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro09-1024x538.jpg)
ro09 鼻を作る
![ro10 接合部を削除](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro10.jpg)
ro10 接合部を削除
![ro11 鼻ができる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro11.jpg)
ro11 鼻ができる
鼻ができたら、次は馬の足を作ります。足もこれまでの作り方とほぼ同じです。
前足と後ろ足用の「クワッドボール」を配置して、先に片足を作ります。
片足ができたら、反対面にも同じ作業をしても良いです。ここで対称機能を使って少し楽をしましょう。
ボディの半分を削除します。さらに「ミラー内部」で対称面に複製します。
うまくいくと、ボディの中央に緑色の対象線が入ります。
![ro12 足を作る](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro12-1024x539.jpg)
ro12 足を作る
![ro13 足ができる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro13-1024x637.jpg)
ro13 足ができる
![ro14 ボディを半分削除](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro14-1024x535.jpg)
ro14 ボディを半分削除
![ro15 ミラー内部を適用](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro15-1024x715.jpg)
ro15 ミラー内部を適用
![ro16 基本ボディができる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro16-1024x669.jpg)
ro16 基本ボディができる
馬の耳や鼻の穴を作る
馬のボディができたら、次は耳と鼻を作ります。耳は頭の1面を「フォームを編集+ALT」で耳の元の形を作ります。
耳のようなやや複雑な形を作る手順は、以下のとおりです。
・元の形を作る
・エッジを足して凹凸部分を作る
・「フォームを編集+ALT」で面を差し込んで形を作る
耳の形に「挿入点」でどんどんエッジを足します。余計なエッジを削除して少し整理します。
あとは「フォームを編集+ALT」で耳の形を作ります。
モデリングは形がわかりやすいように、表示モードは「ボックス」で行っています。
モデルの形ができたら「スムーズ」で確認すると、耳の完成形がわかります。
![ro17 耳を作る](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro17-1024x540.jpg)
ro17 耳を作る
![ro18 耳の元ができる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro18-1024x544.jpg)
ro18 耳の元ができる
![ro19 挿入点でエッジを描く](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro19-1024x684.png)
ro19 挿入点でエッジを描く
![ro20 エッジが追加された状態](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro20-1024x668.png)
ro20 エッジが追加された状態
![ro22 エッジを整理](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro22-1024x675.png)
ro22 エッジを整理
![ro23 耳を押し込む](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro23-1024x737.jpg)
ro23 耳を押し込む
![ro24 耳ができた](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro24-1024x719.jpg)
ro24 耳ができた
耳ができたら次は鼻の穴です。鼻の場合も耳とほぼ同じです。
ただ、かなり小さなパーツになります。そこで、「エッジを挿入」でエッジを細かく刻みます。
そして、小さな面を「フォームを編集+ALT」でひっぱり、細かいエッジを書き足すと鼻の穴ができます。
鼻の穴ができたら、あとは口の部分を少し窪ませるとロディのボディが完成です。
![ro25 鼻先にエッジを挿入](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro25-1024x692.jpg)
ro25 鼻先にエッジを挿入
![ro26 鼻の穴を作る](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro26-1024x647.jpg)
ro26 鼻の穴を作る
![ro27 鼻の穴ができる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro27-1024x651.jpg)
ro27 鼻の穴ができる
![ro28 口を作る](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro28-1024x688.jpg)
ro28 口を作る
![ro29 口ができる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro29-1024x712.jpg)
ro29 口ができる
![ro30 ロディのボディが完成](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro30-1024x734.jpg)
ro30 ロディのボディが完成
デカールで模様をつける
ロディのモデルが完成したので、このモデルのもう一つテーマとなる装飾に移ります。
装飾で使うのは、シールを貼り付けるような機能の「デカール」です。
準備としては以下のような手順です。
・3Dモデルに「外観」で色をつける
・模様の画像素材を準備する
・デカールで貼り付ける
ロディのモデルは何色でも良いですが、今回はオレンジ系にしてみました。
そして、予め作った目と体のぶち模様の画像を「デカール」で貼り付けます。
これで、ロディのモデルの完成です。
![ro31 デカールで模様をつける](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro31-1024x618.jpg)
ro31 デカールで模様をつける
![ro32 外観で色をつける](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro32-1024x543.jpg)
ro32 外観で色をつける
![ro34 目の画像を貼る](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro34-1024x655.jpg)
ro34 目の画像を貼る
![ro35 体の模様つける](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro35-1024x669.jpg)
ro35 体の模様つける
![ro36 ロディの完成](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2021/05/ro36-1024x686.jpg)
ro36 ロディの完成
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![佐々木 康友](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2013/03/sasaki_avatar-90x90.jpg)
メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。