7万円で買える3DスキャナiSenseの実力とは?
話題の低価格3Dスキャナーが
日本でも買えるようになりましたー
3Dシステムズから発売されている7万円の3Dスキャナー「iSense」が8月18日に日本でも発売されています。
「iSense」は、iPad AirやiPad miniに付属させるタイプの3Dスキャナーで、7万円という低価格が大きな特徴ですね。
3Dスキャナーは、同じ3Dシステムズから出ている業務用機種のGeomagicのように200万円近いものしかありませんでした。
(インストールとトレーニングを合わせると実質300万円以上になります)
確かに機械部品を再現するなどのリバースエンジニアリングは、業務用の機器が必要ですが、ホビー領域の製品が無かったんですよね。
結局どのくらいのコトが出来そうなのか?
「iSense」精度としては、分解能が1mm程度と大まかなカタチを取る感じですが、かなり大きなものをスキャン出来ることに特徴があります。
(ちなみに業務用のGeomagicの分解能は0.055mm)
発売に伴い公開された動画をみると、人物や石像、食べ物、ポストなどをスキャンする様子が公開されています。
つまり、かなり大まかだけど、、、
かなりデカいモノをスキャンできるわけです。
iSenseでは付属のソフトで、STL、OBJ、PLY形式のデータに出力できます。
分解能が1mmと大まかなのと、OBJに出力出来ることから、CGソフトでの修正はやりやすそうですね。
ちなみに、動画中に生成されているライオン像のデータと3Dプリントされたものは、精度にだいぶ差がありますよね。。。
なので、OBJデータに主力して、CGソフトでの修正という過程を経てると思います。
こういう使い方をためのスキャナとしては、値段的にもありかな〜っと思います。
動作環境や主な仕様
■動作環境:
iPad Retinaディスプレイモデル(第4世代)
iPad Air
iPad mini Retinaディスプレイモデル
■販売価格:7万円(税抜き)
■製品仕様
項目 | スペックiSense |
---|---|
視野角 | 水平:45°/垂直:58° |
作業範囲 | 0.4m ~ 3.5m |
x/y分解能@0.5m | 0.9mm |
Z分解能@0.5m | 1mm |
スキャンエリア | Min:0.2×0.2×0.2m / Max:3×3×3m |
フレームレート | 30fps |
出力フォーマット | STL、OBJ、PLY |
■販売:
販売は3Dシステムズの代理店で、まずイグアスから開始されるようです。