世界最小の光学造形3Dプリンターが2万円台で登場!
Form1をはじめ、キックスターターには光学造形方式の3Dプリンターが増えてきましたよね。そんな中、新しく登場した「iBox Nano」は、一般家庭への普及のため3Dプリンターを導入する壁を壊すことがテーマだそうです。
229ドルという最安レベルの低価格に加えて、かなりユニークな特徴をもっています。
サイズや使い勝手、品質やプリント方式など、「iBox Nano」の際立った特徴をご紹介します。
世界最小、最安値でも高品質。
まず、目立つのが3Dプリンター自体の大きさが、片手でもてるぐらい非常に小さいことです。これは、キックスターターに登場しているモノも含めて、世界最小だと思われます。
そのため、造形サイズも4×3×8cmとかなり小さくなっています。重量も3ポンド(1.3キログラム)と非常に軽いプリンターです。
しかし、いくら安いとはいえ、こんなに小さくて、果たして使えるのだろうかと不安になる方もいますよね。
しかし、「iBox Nano」は単に小さくて安いだけの3Dプリンターではありません。
キックスターターのページのスペックによると、最大プリント解像度が0.00039mmと非常に高精細です。(ホントか?と思いますが、ページ内でしつこく強調されてるので本気みたいです)
これだけ高精細だと、ネジなどの小さな部品の試作にも使えそうです。
さらに、光学造形方式としても新しい方法を採用。紫外線LEDを使いレーザーのカタチを液晶でコントロールします。
これにより、従来の光学造形方式の3Dプリンターに比べて10倍以上となる5万時間の利用が可能だそうです(普通は2000〜8000時間)。この場合、1日8時間の利用で17年間もつみたいですね。。。
つまり、高精細で長寿命という、低価格の光学造形3Dプリンターとは思えないスペックを備えているのです。
ブラウザベースで、スマホでも簡単に使える。
3Dプリンターといえば、スライサーやドライバーなど、ソフトのインストールも複数必要です。
「iBox Nano」は、ブラウザベースの3Dプリンター。専用ソフトのインストールは必要なく、iPhoneやAndroidやMacでも使うことができます。
Wifiにも対応しているので、持ち運びケースに入れるといつもで何処でも使えそうですねか〜。
3Dプリンターは一般家庭に普及するのか?!
「iBox Nano」を作っているチームは、3Dプリンターを一般家庭に普及させることを目指しているそうです。
価格が2万円台と大きく下がって来たのは、その動きを加速させると思います。
しかし、プリンターはどんなに値段が下がってもデータが無ければただの箱です。
3Dデータが無ければ、人が作ったものをプリントするしかありません。
本当にプリンターを役立てようと思うと、3Dデータのカスタマイズが必須だと思います。
ハードの次には、3Dデータを誰もが作れるようになるのが次のブレイクスルーになりそうですね〜