家庭でも使いやすそうな、4万円代の3Dプリンターが発売開始!
3Dプリンター欲しいな~と思っても、ちゃんと使えるものは20万円からと個人にはそう安くはありません。
メイカーズスクールの3DCAD講座でも、3Dプリンター欲しいけど、少し高いという声をよく聞いています。
さらに、いまの3Dプリンターは使い勝手が悪く、トラブルも続発します。
まだまだ、機械好きのおもちゃという面も強いです。
普通にプリントできる事に、けっこう時間がかかるのです。。。
今回、そんな悩みを解消しそうな3Dプリンターの新商品発表会に参加してきました!
本当の意味での家庭用3Dプリンターが登場!
今回発表された3Dプリンター「ダヴィンチJr 1.0」は、6万円台のダヴィンチ1.0のファミリータイプという位置付けですが。
精度はそのままに、使いやすさがかなりアップしている印象です。
- プリントヘッドが取り外し型で、メンテナンスが簡単
- 重量が15キロと軽い
- 造形サイズは150mm四方と割と大きい
- Z軸の調整は簡易キャリブレーション
- データの受け渡しはSDカードでも可能
素材はPLAのみですが、強度や積層の安定度を考えると家庭用はPLAだけなのは実用的だと思います。
専用フィラメントが、600gで3000円程度と、そこそこ安い価格で提供されるのもポイント高いですね。
発売日は本日4月17日(金)、価格は49,800円(税込)です。
そして、気になる3Dプリントの精度ですが、積層ピッチは0.1mmと標準をクリア。
実際の積層物を見ても、十分なクオリティだと思いました。
20万円以上の機種でも、「ダヴィンチJr」と同程度の精度のものもありますね〜
3Dプリンターはそろそろ買いか?
そこそこの性能の3Dプリンターは欲しいけど、
値段は抑えたい人には、現実的な選択肢が現れたという感じです。
発表会の冒頭では、XYZプリンティング社長のサイモン・シェン氏から台湾や中国で3D教育の話が聞けました。
台湾ではかなりの予算が学校教育の3D化に投入、中国では習近平国家主席が3D教育を国家戦略に掲げたそうです。
国家主席は、若者を創造的にするために、3D教育がポイントと考えているとのこと。
特に中国はトップで政策が動くので、学校教育の3D化がかなり進みそうという印象です。
自分の経験でも2Dから3Dの変化は、創造性のレベルが変わると思いました。
自分の作りたいものを、形にできるのはモチベーションと想像力が相当上がるのです。
日本の学校ではなかなか難しいとは思いますが、
これからは、3Dの技術が無いと海外との競争も厳しそうですよね。
しかし、3Dプリンターを買ったあとに問題になるのは3Dデータ作りです。
日本は3Dデータの教育がなかなか進んでいかないので、メイカーズラブでは3Dソフトの使い方などの情報発信を進めていきたいと思っています。
ダヴィンチJr1.0のスペック
規格表 |
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外型サイズ (幅x奥行x高さ) |
42 x 43 x 38 cm |
ディスプレイ |
2.6インチ液晶パネル |
梱包サイズ(幅x奥行x高さ) |
54.7 x 58.1 x 47.5 cm |
言語 |
多言語対応 |
製品重量 (梱包材を含む) |
15 kg |
インターフェース |
USB 2.0, SDカード |
印刷技術 |
熱溶解積層(Fused Filament Fabrication) 方式 |
ソフトウェア |
XYZware |
最大造形サイズ (幅x奥行x高さ) |
15x15x15cm |
ファイルフォーマット |
.stl , XYZ 形式 (.3w) |
印刷モード |
最適0.1mm(100ミクロン) 標準STD 0.2mm(200ミクロン) 高速Speed 0.3mm(300ミクロン) 超高速Ultra Fast 0.4mm(400ミクロン) |
ソフトウェア |
Windows 7 以上 (PC) Mac OSX 10.8 以上 64-bit (MAC) ご注意:オペレーションシステム標準のVGA ドライバーはOpenGL 2.1 以上のグラフィックスカードをサポートしていません。XYZware 操作時に予期せぬエラーが発生することがあります。 |
プリントヘッド |
シングルへッド |
ハードウェア |
システム要件( PC/MAC) X86 32/64-bit、4GB以上のメモリ (PC) X86 64-bit、4GB以上のメモリ (MAC) |
ノズル直径 |
0.4 mm |
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フィラメント直径 |
1.75 mm |
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フィラメント材質 |
PLA(ポリ乳酸)樹脂 |