光造形の新素材!250度の耐熱性と&ゴムライクな伸縮性の2素材
3Dプリンターのダヴィンチシリーズで知られるXYZプリンティングから、
光造形用の新しいレジン素材が販売されました。
販売されたのは、ゴムのように柔らかい素材と250度の高熱耐性を持つ素材の2種です。
一点目の「ProFlexDL Resin」はゴム同等の硬度を再現し。曲げや圧縮などの利用が可能なレジンです。
眼鏡のパットや靴のソール、ハンドル・グリップなどの工業製品の試作に使えそうです。
ちなみに、ゴムライク素材は積層プリンターでも存在します。
ただ、サポート材を剥がすのが難しく、あまり実用的ではなかったです。
この素材は、XYZの中でも業務用になる光造形プリンター、PartProシリーズで使えるそうなので
設計や試作などに活躍しそうです。
二点目の「ProTempSL Resin」は、最高250℃の高温環境でも形状変形を抑える耐高熱レジンです。
用途としては、ゴム型取り用の原型造形をはじめ、高温環境での運用を想定しているようです。
エンジニアプラスチック的な耐熱素材は、積層タイプの3Dプリンターでも登場してきています。
ただ、基本的に扱いが難しいタイプが多く、精度に課題があったり
ヘッドが超高温にならないと使えないなど機材も選びます。
汎用性のある光造形プリンターで扱えるのは、かなりメリットがありそうです。
一般的に光造形プリンターは、アクリル系の素材がメインですが
XYZプリンティングでは、光造形素材を今後も追加していくそうです。
業務用レベルの光造形プリンターで、色々な素材が使えると試作の幅がぐっと広がります
XYZの新素材は今後も注目ですね。
■対応機種
・ProFlexDL Resin・・・PartPro150xP(光造形SLA方式)、PartPro120xP(光造形DLP方式)
・ProTempSL Resin・・・PartPro150xP(光造形SLA方式)
■機種紹介
・PartPro150xP
高精細かつ高速造形を実現し、造形の安定性も高い光造形(SLA方式)3Dプリンター