自宅が工場に?!初めてのCNC+射出成形+3Dプリンターの一体型マシン
TRiBOTは、3DプリンターとCNCと射出成形(インジェクション・モールド)の3イン1マシンです。キックスターターでもこの3つを一体化しているマシンは初めてだと思います。
そして、このマシンを使えば、3DプリンターやCNCによる試作から、射出成形による量産まで行えそうですね〜
小型の射出成形機はKickstaterに既に登場していますが、金属を削れるCNCがあれば、金型を作ることができます。
まず、3Dプリンターで試作しカタチを確認。量産はCNCで作った金型を使い射出成形するなんて流れは楽しそうですね。
TRiBOTは3Dプリンターとして使える素材はPLAのみ、CNCでは木材や金属、射出成形ではPLA, ABS, Polypropylene, PVDF, PVC, Polyethylene or PFA materialsが使えるようです。
加工エリアは270×130×270とかなり大きめです。130ポンド(58kg)の台座をもち安定性も確保されています。
ソフトウェアはオープンソースのSlic3rやMashCAM、LinuxCNCなどを活用するそうです。
価格は4,995ドル(約54万円)からです。
アイデアを量産品に出来る日が近づいてきた?
キックスターターのTRiBOTページをみると、アーティストやデザイナーやエンジニアがイメージを製品にする所までをサポートすることがコンセプトのようです。
古い車のパーツやカスタムギターの部品、スマートフォンのアクセサリーなどが作例として提示されています。
こういうオリジナルなモノが量産出来ると楽しいですよね〜
3Dプリンターを使っていて思うのが、量産には全く向いていないということです。iPhoneケースをプリントするだけで4時間ぐらいはかかってしまします。
売れるかもしれないから、試しに100個位作ってみるという試作と量産の中間が現在では難しい状況です。
金型を作る費用は数百万と高く、最低1000個以上は作らないとビジネスになりません。TRiBOTは作れる形にだいぶ制約はありそうですが、このようなコンセプトのマシンがキックスターターに出てくると、少量の量産化という道も開けてきそうだと思いました♪