【低価格フルカラー3D】まじで綺麗!!ダヴィンチカラーの実機を見て来た(da Vinci color)
樹脂のフルカラーの3Dプリンターは、2000万円近いものなどかなり高額な機材です。
先日、XYZ社が発表した「ダヴィンチカラー(da Vinci color)」は、フルカラー樹脂の3Dプリンターなのに、50万円台で買える驚きの低価格機とのこと。
※55万円で買えるのは予約期間中のみです。
しかしダヴィンチシリーズは、値段が安い代わりに性能はソコソコというイメージがあります。
そこで、「ダヴィンチカラー」の実物を見に行って来ました!!
ダヴィンチカラーの公式サイトへ
思っていたより、綺麗なカラープリント
「ダヴィンチカラー」は、低価格機では主流の熱積層方式の3Dプリンターに
インクジェット印刷のヘッドを組み合わせているのが特徴です。
色がつく仕組みとしては、PLA樹脂を一層積層するごとに
インクジェットのヘッドが色をつけていきます。
そのため、プリント時間は普通の3Dプリンターの倍程度かかるようです。
色の定着度合いが気になるところですが、造形物の0.21mm内側に着色することで
表面がコーティングされたような状態になります。
低価格だから仕上がりはあまり期待していませんでしたが
1600万色の色彩再現で、思ったよりも綺麗で驚きました。
テカリがきになる場合は、マットスプレーを使うと良さそうです。
<ダヴィンチカラーの造形物>
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実際に、フルカラープリントしている状況の動画を貼っておきます。
サポート材も取れやすい
3Dプリンターは、表面の綺麗さもさることながら
サポート材がの取れやすさも重要です。
実際に中空構造のサポート材を剥がしてみましたが
PLAなので硬いものの、手で取れるレベルです。
ダビンチカラーは、プリンターの構造もしっかり!?
3Dプリンターは、精度を高めるためにボディの剛性が重要です。
ダヴィンチカラーは外装がアルミ製で、なかなか強固なつくりです。
さらに、ステッピングモーターの移動フレームも
ボディに直付けて丈夫な構造になっています。
あとは、プリンドベットの水平調整はモーター制御による
オートキャリブレーションが採用されています。
水平調整は、手動の3Dプリンターが多いので珍しいですね。
あとは、地味なところですがベットが磁石で取り外し可能なシートで
毎回テープを貼ったりする必要がありません。
従来のダヴィンチシリーズと比較して
3Dプリンターとしての構造もよく出来ていると思います。
最後に気になるのは寸法精度ですが、この辺はテストプリントをして検証してみたいと思います。
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